情報ブログ風に
銅版画のインクは温めた方が伸びがいいのでウォーマーの上に版を置き乗せたインクごと温める。
版を置く鉄板の下に焼肉用の電熱器を差し込んだ。温度調整ができるし火傷などの危険もない。もっとも触れないほど熱くする必要はない。スイッチを外へ出して(一番手前の下に見える)手袋でも動かしやすいようにクリップを取り付けた。
溝にインクを詰めてそれ以外の部分を拭き取るというのが銅版画の刷りの仕方でインクを詰めるのに僕はローラー(中央)を使い、版面のインクをゴムヘラ(その手前)で大まかにこそぎ取る。
さらに寒冷紗(右下の黒くなった布)で版面を磨くようにインクを拭き取る。
最後に最も白くしたいところを掌や指の腹などでサッと払うように拭き取る。
この掌などで拭き取る作業はやや技術を必要とする。専門家になると相当繊細なニュアンスを刷りに残せるようだ。僕はまだ練習中である。(画)
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