光の柱のシルエット
光の柱のシルエットを少しずつ削り落としている。注ぐ光が男の体を持ち上げているようにしなくてはならない。輪郭をきっちりと刻むと形は浮き上がって見える。形そのものよりもそれを取り囲む面を厳密に抑えること。そうすると、ザラザラとした形は内部へ向かって動き出し、さらに輝く。シルエットを研ぎ澄ませば、もっと軽やかになるはずだ。
今夜も夕暮れ時に疲れが出た。ストーブの傍のソファで紅茶を飲みながらしばし微睡む。その後は一気にオリオンが天頂に登る頃まで集中。外に出たら月が明るかった。(K)
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