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雨滴

石の柱に刻んだ雨を正確に真っ直ぐ地上に落とすには曖昧な凹凸を削らねばならず、今日は覚悟を決めて取り掛かった。今までずっと放ってあったのはこれ以上彫り進む自信がなかったのだ。10年の間に石の振動と音で石の反応が分かる様になっていた。一番軽いハンマーで角度と方向を変えながら上から下に向かって彫り進んだ。何もない空間が雨滴を包んで降りてくる。(K)

F1000067

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