« 裸体 | トップページ | 植物的女性 »

光の棒

雲の動きが活発になると、雲から漏れる光の直線が効いて来る。だいぶ細くなって来たので慎重に彫り進めている。

昨日に続き今日も近くの丸太置き場で大型重機が動き回っていて煩かった。スポンジ製の耳栓をギュウギュウ耳に突っ込んでも聞こえてくる。
外に出て丸太積みの作業をしばし眺めていると、大きなワニのようなアームが空に伸びた。川っぷちから生え出しているでっかい胡桃の枝をバキッと掴んだ。そしてクルリと捻って放り投げた。まるで草をむしるみたいに簡単に一瞬で大枝が無くなった。

小さなフォークリフトなら私も持っている。最近始めた戦車ゲームで言うならtierⅡくらいか。ときどきアトリエ前の野原を走り回って車両点検をする。爪を上げたり下げたりしていると、大きな気持ちにはならずに豊かな気分になる。よく働く驢馬みたいな1トン半。

力には力を使わない。そんなことをしても無駄なんだ。ゆっくり丁寧に降りて来たものを見落とさぬように注視している。(K)

Dscf8262

|

« 裸体 | トップページ | 植物的女性 »

大理石を彫る」カテゴリの記事